Fさんが、直径約30cm 高さ約50cmの古びた藤蔓のカゴを持ってきました。
間もなく50歳になる息子さんが幼い頃、おもちゃ入れとして使っていたカゴだそうです。
しかも本人の手作りとのこと、古びていても、片付けるのは忍びない、一閑張りができなものかと持って見えたのです。初めての一閑張りでしたが、順調にいきました。下張りの後、書道の反故紙をランダムに張って柿渋を塗り、見事よみがえりました。河原から拾ってきた木片で持ち手をつけて完成です。
私もFさんとは同世代、半世紀という時間の流れを改めて懐かしく思い起こしました。