友人の蔵の中に保管されていた大きなザル。
その昔、養蚕の桑の葉を入れるための物だったとか。
現役時代はきれいな編み目のザルだったと思いますが長い年月を経て見るも無残な状態でした。
クラフトバンドなどいろいろな材料を使ってほぼ全体を補修してから、和紙をべたべた張り重ねました。
乾いたザルの丈夫な事、ビックリでした。
その上に張ったのは、かつては屋根の上を泳いでいたこいのぼり。
今や大空は泳げませんが、一流染職人の手による、<赤>そして黄色、青、白のオブジェは、私たちに元気を与えてくれるような気がします。